転職に罪悪感はつきもの?会社をやめる勇気がでないあなたへ
最終更新日:2020年11月13日
転職を考えている人の中には「今、辞めると周りに絶対迷惑をかけてしまう」などと考えて、罪悪感を持つ人も多いでしょう。
「罪悪感を持つなんておかしいのかな?」といったように感じてしまう人もいるはずですが、実は転職のときに罪悪感はつきもの。
この記事では、罪悪感との向き合い方や乗り越える方法などを確認していきましょう!
目次
転職に罪悪感はつきもの?
結論からいうと、転職に罪悪感を持つのは珍しいことではない! のです。
転職を経験した人に質問をすると、3人に1人は「転職していいのかな?」「つらいな」と罪悪感を持ったと答えているのです。その割合は、長年その職場で仕事を続けた人や職場の人間関係が良好だったという場合ほど向上する傾向にあるのです。
しかし、罪悪感を持ちつつも、9割以上の人がその後にきちんと転職しています。ですから、罪悪感を持つのは普通であり、いずれはうまく消化していけるといえるのですよ。
どうして罪悪感を感じてしまうのか?5つのケース
罪悪感を持ってしまう理由として多いものをご紹介します。他の人も同じような悩みを経験したと知ることで気持ちが少し楽になるはずですよ。
みんなに隠れて転職活動をしているケース
転職活動は辞めたあとにする人は少ないようです。現職を続けながら、ひそかに転職活動をするのが一般的といえます。
そして、面接のために有給休暇などを密かに取得しているときなどに「こんなことをしていいのかな?」と感じてしまう人は多いようです。
しかし、自分がスキルアップしていくためには、転職は不可欠。引け目を過度に感じる必要はありません。
仕事を途中で放り出すことへの罪悪感
何か任されている仕事やプロジェクトがあると、「途中で投げ出して辞めてもいいのかな?」「自分が辞めたあとにみんなが大変なのではないか?」と考えてしまう人も多いようです。
後輩や引き継ぎ相手のことを、ついつい考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、仕事というのはひっきりなしにいろいろな業務を任されるはずです。基本的にキリの良いタイミングというのはないでしょうし、キリの良さを考えていると転職に良いタイミングを失う可能性もあるでしょう。
ある程度は、思い切りよく辞めることも大切です。
職場の人間関係がかなり良好だったケース
一緒に頑張ってきた同期や気の合う職場の仲間がいる場合、ステップアップのために仕事を辞めるのだとしても「友人や仲間を裏切っていいのか?」と考えてしまうことも多いでしょう。
しかし、仕事は仕事、友人は友人と割り切るのも大切。
仕事を辞めても職場の仲間との関係は続けても良いのです。逆に、あなたが仕事を辞めることで友人が転職したいときの支えや相談相手になれると前向きに考えましょう。
かなり職場環境が悪いケース
ブラックな職場ならば罪悪感を持つ必要はないと考えてしまいがち。
かなり職場環境が悪いからこそ「これまでみんなで頑張ってきたのに自分だけ抜け駆けしていいのか?」「いま、自分が辞めたら、残されたみんながもっと大変に違いない」と思ってしまう人も多いのです。
しかし、ブラックな職場にいても心身状態が悪くなるばかりです。加えて、あなたが辞めることで職場の上司や管理部門の方々が「いい加減変わらないと!」と危機感を持って、残された人が救われる可能性もあるのです! 罪悪感を持つ必要はありません。
また、もしもあなたがパワハラを受けていて会社を辞めたいと考えているなら、こちらの記事も参考にしてください。前もってできる準備や対策などを解説しています。
上司や会社に育ててもらったケース
初めて働いた職場や信頼できる良い上司がいた場合、「せっかく会社や上司の役に立つようになってきたのにやめるのは悪い!」と考えてしまうかもしれません。
もちろん人を一人育てるのには時間がかかります。新たに一人採用しようとすると面接などのコストも必要になるでしょう。
しかし、本当にあなたの成長を応援してくれている会社や上司ならば、あなたのステップアップを喜んでくれるはず。安心してよいでしょう。
みんながどんな理由で会社を辞めたいと思うか、こちらの記事はさらに詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
でも大丈夫!ちゃんと解決するものです
罪悪感を持ってしまうと、やっぱり転職をやめようと考えてしまったり、上司になかなか転職を伝えられないといった悩みを持ってしまったりするでしょう。
しかし、大丈夫です! 転職をした人はみんな罪悪感を乗り越えていて、ちゃんと解決することができています。
罪悪感を弱める方法としては、まずは初心に戻ると良いでしょう。なにもなかったのならば、そもそも転職は考えなかったはず。
そもそもなぜ転職をしたいと思ったのか、決意のきっかけは何か?をしっかりと見据えましょう。周囲の声ではなく、自分自身の声をきちんと聴くようにしてください。
また、転職活動をさっさと終わらせることも大切といえるでしょう。転職活動が長期化すると、その分、迷いが増えていきます。「こんなに大変なら、もうここにいてもいいのではないか?」という怠け心も出てくる可能性もあるのです。
短期間で、サクサクと次のステップに進んでいくことが大切だといえるでしょう!
罪悪感を感じても転職はしてもいいんです
転職はそうそう経験するものではありませんね。ですから、罪悪感を持ってしまいがちですが、そんな感情があっても転職はしても良いのです。
そもそも、転職によってステップアップしたり向上したりしたいと願っているのは絶対にあなただけではありません。あなたが罪悪感を持っている同僚や上司も「機会があれば向上したい」と考えているものです。
また、会社も、古い人が去っていき新しい人をいれていくということを繰り返すことで成長していっているのです。転職者というものは普通の会社なら毎年一定数は出るもの。いちいち会社は気にも留めていませんし、転職者を引き留めていては会社は回りません。
加えて、罪悪感のせいで転職を諦めても良いことはないのです。ちょっとでも嫌なことがあると「あのときやっぱり辞めておけばよかった」「会社のことを思って転職をあきらめてあげたのに、会社は私の良さをわかってくれない!」と考えてしまって、仕事へのモチベーションが下がる可能性も。
罪悪感を過度に持たずにきちんと気持ちを切り替えて、会社で過ごす最後のひと時や仲間との毎日を大切にしましょう!
どうしても会社をやめる勇気がでないなら
もしも、会社をやめる勇気がでないならば第三者の手を借りるのも良いでしょう。たとえば、退職代行の手を借りたら、言いにくい退職の意思をあなたに代わって会社に伝えてくれます。
「退職代行業者の手を借りるなんて……」と上司に注意される可能性もありますが、「会社に愛着があって、ステップアップのためとはいえ言いにくかったのです」と説明すれば上司も悪い気はしないでしょう。
ただ、罪悪感があることをアピールしすぎると、「じゃあ、仕事を続ければ?」「本当に困るから愛着があるなら辞めないで」と説得される可能性もあります。ですから、退職するつもりであることはきっぱりと伝えつつも、きちんと説明するようにしてください。
まとめ:罪悪感で苦しいなら退職代行も検討してみよう!
転職する場合、罪悪感を持ってしまいがち。特に、まじめできちんとした性格の人ほど罪悪感も強くなるでしょう。
しかし、罪悪感のせいで転職をあきらめると後悔する可能性もありますし、会社は毎年のように転職者を出していますからあなたが考えているほど気に留められない可能性もあるのです。
転職はステップアップのためには必要なこと。もしも、罪悪感がつらいならば退職代行業者を頼ってもよいのです。ぜひ、検討してみてください。